天命を知る! jiomn’s blog

三度目のリベンジライフ。生きている内に書き残して置きたいこと。

もう「大丈夫だぁ」が聞けない寂しさ

志村けんさんが亡くなった。もう、あの「大丈夫だぁ」が聞けなくなってしまったのはとても寂しい。
全ての人が老い、全ての人が何時かは死ぬのは運命だから仕方ないけれど、彼の人生の最後が新型コロナ肺炎によるものだというのがショックだった。

ところで、彼は本当にコロナ肺炎で命を落とさなければならなかったのか?という疑問が湧いてきた。
私は志村けんさんの治療に直接関わったわけではないので、軽々に断言することは出来ないし、私の言う事などとっくにやって居るよと言われるかもしれない。なので、決して、この治療に携わった人達を批判する訳ではなく、あくまでこれは私自身の私感でしかないという前提の話になるが、私はもしかしたら彼の命を助ける「治療」は出来たのではないかとも思う。

新型コロナウィルスは人類にとって未知のウィルスだ。ただし、人間の身体には元々免疫機構が有り、未知のウィルスに対しても、その遺伝子データを解析してそのウィルスを攻撃する免疫機構を作り出すことによってウィルスを殺し病気が治る。コロナウィルスも然別。未知のウィルスだけに免疫機構構築に時間がかかってもやがて軽快して行くわけだ。
結局、「免疫力が充分有れば」コロナ肺炎とて治るのだ。

「免疫力が充分有れば」治るのなら、まずは、何をおいても免疫力を付ける治療をすべきではないだろうか?
コロナ肺炎の死者の大半が免疫力の衰えた高齢者だという。
この内、免疫力さえ有れば命が助かったという高齢者も相当数居るはずだろう。
コロナ肺炎の特徴的な症状に「強い身体のだるさ」というのがある。相当に体力を消耗する疾患なのだろう。早い段階で十全大補湯、人参養栄湯、補中益気湯等々で充分体力気力を補っておいてから個々の症状に適応する治療をすべきではなかったのか?
感染症の特効薬はその人が持っている「免疫力」なのだ。

富士フィルムが新型コロナ肺炎の治療薬を開発中らしい。しかし、この薬が開発されて使用可能になったとして、免疫力の衰えた高齢者の命をどれだけ救えるのだろうか?「免疫力が充分ある患者には効果がある」のでは本来の治療薬の意味がないのではなかろうか?

私は何も西洋医学に基く先進医療を否定する気は全く無い。
問題なのは、今の日本の医療が病気の「症状」を治す事ににばかりに目を奪われて、本来の「病気を根治」させる事を軽んじているように思えてならないのだ。まるで、先進医療こそが人類を救う事が出来るのだという信仰に囚われているように見える。
繰り返しになるけれど決して私は西洋医学を否定する気は無い。
私は近年、腰痛で悩まされる事がたまにあるが、インドメタシン入りの軟膏をよく使うし、皮膚に出来た粉瘤を行きつけの整形外科医に取って貰っている。しかし、ここ十年間は風邪にかかった時は漢方薬しか一切使っていない。理由は、市販薬では風邪は治らないからだ。特に、薬の効果が切れて症状がぶり返して来るあの感覚が堪らなく嫌だ。それで尚且つ頭がボーッとしていつまで経っても気分が晴れない。

日本は幸いにも新型コロナ肺炎の患者数も死者数も他国に比べて少ないのは救いだけれど、日本の医療業界が患者の症状のみに目を向けるのでは無く、「本当の意味で患者の病気を根治させ、健康な状態に戻す」事に注進すれば、もっと、もっと新型コロナ肺炎で命を落とさずに済む人が居るはずなのになぁと残念な気持ちになる。

志村けんさんが亡くなった話から日本の医療業界の在り方みたいな大きな話になってしまったけれど、自分もやがて行く道だから痛切にそう感じてしまう。

志村けんさんがあの笑顔で「大丈夫だぁ」と退院してくる姿を見たかったなぁ・・・💧

志村けんさん、沢山の笑いをありがとうございました。ご冥福をお祈りします。