天命を知る! jiomn’s blog

三度目のリベンジライフ。生きている内に書き残して置きたいこと。

新型コロナ肺炎罹患したら、とにかく極力早い段階で手を打つべき

女優の岡江久美子さんが新型コロナ肺炎で亡くなられた。
好きなタイプの女優さんだったのでとてもショックだ。

新聞記事によると、

『岡江さんは3日に発熱し、4~5日様子を見るよう言われ自宅で療養に努めたが、6日に容体が急変。その後、都内の病院に緊急入院し、ICU(集中治療室)で人工呼吸器を装着し、その後PCR検査で陽性が判明した。懸命な治療を続けたが、完治に至らなかった。

 事務所によると、岡江さんは昨年末に初期の乳がん手術を受け、1月末から2月半ばまで放射線治療を行っており、免疫力が低下していたことが重症化した原因とみられるとしている。』

という事らしい。

ここからはあくまで新聞記事が真実であるとしたならばという前提での私の見解であるが、3日に発熱し、6日に容態が急変。6日になって新型コロナ肺炎に罹患したと判った。
つまり3日の段階で新型コロナ肺炎に罹患していたわけだ。この3日から6日の間、「様子を見る」しか方法は無かったのだろうか?
「様子を見る」だけでは感染症が悪化する事はあっても善くなる事はまず無かっただろう。

3日の段階で既に何らかのウィルスに感染したことは判ったはずだし、ただでさえ放射線治療で免疫力が落ちているのは明らかだったのだから新型コロナ肺炎で有るか否かは関係なく免疫力を高めておく処置は出来なかったんだろうか?
免疫力を高める処置をせずにその後の治療をしても肝心の病気と闘い打ち勝つ力(免疫力)がなければどんな最新治療を施しても意味が無いのでは無かろうか?
例えば、「初期の初期」の段階でまだそれなりに体力があるのならば、その時の証にもよるが、葛根湯や麻黄湯或は桂枝湯等々で防ぐ事が出来たかもしれない。
もっとも、その段階では新型コロナ肺炎と診断されていないので、それで新型コロナ肺炎が治療出来たという医学上の記録としては残らないだろう。新型コロナ肺炎と診断された患者を治したから、初めて新薬なり、医者なりが世の中で評価されるのであって、新型コロナ肺炎か単なる風邪かわからない患者を治療しても、医者として当たり前の事として評価もされないし、現実的には金にも繋がらないから結局目を向けようとしないのだろう。

でも、それでいいんだろうか?

「医」の本質がどうでも良くなってしまっているのではないか?

そこに今の日本の医療の大きな欠陥を感じて残念でしょうがない。

岡江久美子さんはそういう現状の日本の医療の犠牲者なのかも知れない。親族の「残念だ」という言葉にはそういう思いが込められているように私は感じた。

岡江久美子さんのご冥福をお祈りします。