天命を知る! jiomn’s blog

三度目のリベンジライフ。生きている内に書き残して置きたいこと。

とにかく働かされ過ぎな日本人

今年の4月から社員に年間5日間の有給休暇を取らせない企業には30万円の罰金が課せられることになった。

https://workit.vaio.com/i-paid-vacation-mandatory/

とても良い方向に向かっていると思う。それでも罰金30万円はまだ安い。100万円でもいいと思う。
日本人は真面目で勤勉だ、と。世界中から認識されている。とても働き者だ、と。本人が望んで有給休暇も取らず、長時間労働も厭わないんだと。
しかし、この認識は少し違う。日本のサラリーマンだって休みたいし残業だって出来ればしたくないのだ。
許されるのなら何も1日8時間労働じゃなく、6時間労働でも良いじゃないか?って思っているのだ。ただ、そういう事を口に出すことさえ憚れてしまう。残念ながら日本にはそういう風土がある。本人が望んで休まず長時間労働をしている訳では無いのだ。積極的に社員に対するそういう配慮が出来る企業はこの日本にはまだまだ少ないと言わざるを得ない。
現総理大臣の安倍晋三氏もかつて会社勤めをしていた経験もあり、この「日本独特の風土」に懸念を感じている、と以前語っていたが、本来対策を取らねばならない企業のトップが一向に対策を取らない為に、これでは企業の自主性に任せていてはいつまで経っても事態は改善されないから、業を煮やして、結果、それならもうトップダウンで、社員に有給休暇を取らせない企業には罰則を設けるしかない、という結論に至ったのだろう。

この件に限らず、一国の総理大臣から「社員の給料上げてやりなさい!」「残業を減らしてやりなさい!」と言われなければ出来ない企業のトップは、己を恥じて猛省して貰わなければならない。

私も若かりし頃何社か転社をしたが、「行くところ行くところブラック企業」と言っても良いぐらいに本当にこういうブラックな企業のあまりの多さに辟易した。

今年の5月に天皇陛下の譲位の礼があり、企業によっては10連休に成るが、これも企業に休みを取らせて貰えない日本のサラリーマンへの安倍総理大臣からのプレゼントであると思えてならない。